2015/04/03
「つい、早口になってしまう」あなたへ※写真は、品川の仕事場からの風景です(^^)。
こんにちは。
ビーユアセルフの岩下宏一です。
ある方の個人セッションの最中に、
「早口を直すには、どうしたらいいでしょう?」というご質問を受けました。
ほかにも悩んでおられる方が多そうなので、今日のブログに書くことにしました(^^)。
対策1
「正しいスピードを知る」
早口になってしまう方は、実は、正しい話し方を体感的に知っていないことが多いです。
であれば、対策は簡単です。
1)正しい早さを知る。
2)繰り返して体感で覚える。
3)本番で意識する。
ちなみに、適正なスピードは、句読点を含み、1分間に3~400と言われています。
つまり、1秒間に5~7字。
秒針つきの時計を持ち、1秒で5文字の言葉をしゃべってみましょう。
遅さにびっくりしますよ(笑)。
昔のNHKのアナウンサーはそのくらいだったそうです。
では7字では?
「7時になりました、ニュースです」
これがいいですかね。14字なので2秒間。
このくらいがいいでしょう。
このスピードを、体に刻みつけましょう。
対策その2
「欲張らない」
質問していただいた方がどうだったかはわかりませんが、一般的に、早口になる方は、内容が盛りだくさんな傾向があります。
熱意のあまり、5分で10枚のスライドを話そうとしたりしています。
無理です(笑)。
せいぜい、スライドは短くても1分で1枚です(フラッシュプレゼン的なものを除く)。
以前も書いたかも知れませんが、10伝えようとして3しか伝わらないなら、5伝えようとして4もしくは5を伝える方がはるかに意味があります。
聞き手が処理・理解できる情報量には、限界があるのです。
もうひとつ。
あなたがどれだけのことを知っていて、どれだけのことを割愛したか、聞き手には一切わかりません。
当たり前ですよね、あなたの脳内にあることですから(笑)。
ですから、聞き手が、「あれもこれも聞けなかった!もったいない!」と思うことは決してないのです。
1分なら1分、10分なら10分、時間に応じて、最適な内容はあるのです。
例えば5分なら、3枚のスライドでOK。
内容は4分30秒で終わるように予定しておけば、その場で即興的に思いついた話を入れて5分くらいです。
そういうアプローチを用いましょう。
これで、あなたも、ゆったりとした名スピーカーです(^^)。
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