2017/04/26
良くも悪くも、人並み。起業して3年目ですが、この4月はようやく、「忙しい」と感じる時間が出てきました。
40代以降の起業は、会社でやっていた仕事の延長で始めるのがリスクも少なく成功しやすいと思います。
その点、自分は、全く違ったことを始めたので、最初の一年は本当にしんどかったです。
毎日、やることもなく机に座って、「自分はこのまま世間に忘れられて死んでいくんだ!さようなら!」と思っていました。
今、思うのは、「自分は、人並みなんだ」ということ。
超スピードの成長や、いわゆる「ブレイク」する状況というのは訪れない。
さすがに中二病の自分でも、認めざるを得ない現実です(笑)。
同じ時期に起業した人たちの景気のいい話を横目に見ながら、泥臭く仕事をしています。
ただ一方で、続ければ、それなりにお仕事も頂けるのだということもわかりました。
人並みだから、やれば、その分、人並みには積み上がるのです。
結局は、費やした労力と才覚の単純な掛け算にすぎません。
40半ばを過ぎてそれに気がつくのもどうかと思います。
しかし、環境を変えなければ、きっと、自分の中の満たされないものを環境や他者のせいにしていただけだと思います。
その点では、今の立場になって本当によかった。
現状を作っているのはすべて自分ですから。
僕はいつも、始めるのが10年遅い。
俳優になったのも29の時だし、独立したのも44の時だし、
もう少し早く始めとけよ!何度、そう思ったことか。
でも、10年遅れでも、多少は何とかなるもんだ、人間、けっこう、死なねえなあ(笑)、ということも、身をもって経験することができました。
それは大きな財産です。
いつか、こういう経験も、何かの役に立てたいものです。
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