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掲載日2014/12/18

アリストテレスさんは言いました

Aristotle_Altemps_Inv8575[1]

 

こんにちは、ビーユアセルフの岩下宏一です。

 

みなさん、アリストテレスって人、知っていますか?

 

「名前は聞いたことあるよ」という方、いるでしょう。
紀元前4世紀の、古代ギリシアの大哲学者です。
私は、「人に伝わる話し方」や、「物語の作り方」について、いろいろな本を読んでいます。

 

その中で、この方が書いた「弁論術」という本に行きあたりました。
彼は、こう述べています。

 

「言論を通してわれわれの手で得られる説得には三つの種類がある。すなわち、一つは論者の人柄にかかっている説得であり、いま一つは聴き手の心が或る状態に置かれることによるもの、そうしてもう一つは、言論そのものにかかっているもので、言論が証明を与えている、もしくは与えているように見えることから生ずる説得である。」

 

すなわち、その三つとは、
1.人柄(エートス:ethos)
2.情熱(パトス:pathos)
3.論理(ロゴス:logos)

 

です。

 

結局のところ、話し手が誰であるかが一番ものを言う。
確かに、そうですよね。
スティーブ・ジョブズさんなんて、火のような情熱を持ち、何十回も推敲されたわかりやすい論理のうえに、「あの」ジョブズなわけで、もはや無類の説得力を持っているわけです。

 

私が胸ポケットから鉄の板のような塊を出して「これで音楽が聞ける」と言ったところで、「疲れてるんだね、帰って横になりなさい」と諭されるのがオチです。
あのイチローさんも、「言葉は、何を語るかではなく、誰が語るかだ」と言っていました。

 

裏を返すと、「この人が語るなら絶対」というものを持っていない我々凡人は、 情熱と論理でしか、聴き手を説得できないわけです。

 

情熱を持ちましょう。

 

論理を整えましょう。

 

基本を徹底するのが一番なのです。

 

昔も今も、本当に大事なことは変わらない。

私は、そのことに、なんだかほっとしています。

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