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掲載日2015/11/20

少しだけ。

去年の独立以来、本当に手探りで「出来ること」を模索してきています。

 

 

かつて、劇団を辞めて再びスーツを着る生活を始めたときのこと。自分自身で一番驚いたのが、

 

 

「人が自分の話を聞いてくれる」

 

 

ことでした。

 

聞き手の反応が、以前とは全然違う。自分の言葉が、意思を持って聞き手一人ひとりに突き刺さる感じ。

「この反応は何だ?何が起こっているんだ?」最初はそんな思いでした。そのメカニズムを整理していくと、舞台に立つための訓練がひじょうに役に立っていることがわかってきました。

 

 

ただし、それが多少出来るのと、教えられるのとは全く別です。理屈はわかっているのに、うまく説明できない。ビジネスの世界でも、舞台上でも、さしたる実績があるわけでもない自分が、「理屈はこうなんです!」と抽象的な説明をしても、全然伝わらない。

 

 

その空回り感。

 

 

ああ、伝わってない。伝え方をどうこう言う前に、お前の言うことが、伝わってないから。

絶望しかありません。

 

 

前職とも関係のない仕事。今までの蓄積を使うのがいいよ、という、独立起業のセオリーもまるで無視です。何をやっているのだろうか。自分はバカじゃないか。まあいろんな意味でバカなんですが(笑)。そう思うこともしょっちゅうでした。

 

 

でも、何とか、そのやり方を他の方にも身に着けていただけないか、エッセンスだけでも共有することができないか。ずっと暗中模索でやっていました。

 

 

それが、一昨日に開いたセミナーの手ごたえで、ほんの少しだけ、目指そうとしているものをお届けでき始めている気がしました。

 

 

参加者アンケートは、5点満点で、20人中18人が、5、2人が4をつけてくださいました。

ある方からは、とても役に立った、いろいろ刺激を受けて、インスピレーションが湧いてきて夜中まで寝付けなかった、という、涙の出るような嬉しいメッセージを頂けました。

何よりも、やっていて、自分自身が、とっても楽しかった。

 

 

想いとロジックと言葉と身体はつながっている。

そのそれぞれを高めることによって、メッセージはより深くはっきりと、相手に伝わります。

偏っては、ダメなのです。

 

 

中身が虚ろなのにカタチだけ整えようとするほど、愚かしいことはありません。伝えるうえで本当に大切なのは、「自分は何を伝えたいのか」「そのメッセージは聞き手の未来をどうかたちづくるのか」を考えぬくこと。

 

 

かといって、伝える工夫をおろそかにしてもいけません。その場にどういう気持ちで臨むのか。言葉の発し方。意識の持ち方。聞き手との交流。インタラクティブに場を作っていくこと。それら次第で、伝わり方はおおきく変わります。それが自分の深いところに根差していればいるほど、大きな効果を生み出します。

 

 

あなたの伝えたいことが伝われば、世界は、もっと変わるのです。

 

 

大切なのは、僕が口で説明するのではなく、参加者に自ら実践してもらって、その効果や違いを楽しく学んでもらうこと。人は経験して初めて納得し、効果を自分で認めることで初めて自分もやってみようと思うのです。

 

 

この核が僕の中にしっかりと備われば、いろんな面で人様の力になれるはずです。

 

 

まだまだ、暗中模索は続きます。その折々に少しだけ人様が灯してくれる明かりを頼りに、頑張って進もうと思います。

 

 

皆さん、どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

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