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掲載日2021/08/26

1on1でやってはいけないこと

こんにちは。

ビーユアセルフの岩下宏一です。

 

昨日は、ある企業の管理職以上の方に対して1on1についてオンラインで学ぶ機会を作りました。

 

管理職層には
「部下と話す時には自分が問題を解決してやらねばならない」
そう思っておられる方がいます。
少なからずいる。

 

もちろん理解できます。
問題を解決することは仕事上最も求められることだし、その力があるからこそ出世されてるのだろうし。
当然の習い性でしょう。

 

途中で、「相手のモヤモヤをただ聴く」という、いわゆる傾聴の練習をしてもらいました。
直後の振り返りの中で
「こりゃー簡単には解決できないなと思って」
とか
「プライベートの問題だとなかなか良いアドバイスができない」
といった、解決や指導を前提とした感想がたくさん出てくるんですよね。

 

解決しろなんて一言も言われてないのに。

 

対話(1on1)で大切なのは
聴くことで相手の成長に繋げる
ことです。

 

上手く聴いてあげれば、相手は自分の言葉を目の前に置き、見つめ、また考えることで自ら解決策を見出したり、一皮むけるきっかけを掴んでいくんです。

 

繋がらなくったっていいんです。
まずは受け止めることさえできれば。

 

それには、問題解決モードとは違う、別の聴き方をしないといけません。
もちろん、アドバイスが必要な時もあるので、見極めは必要ですが。

 

最後にチャットで感想を書いてもらったところ
「解決しなくても良いのだ、と分かって気が楽になりました」
という感想がいくつもあり、ああ、伝わって良かったと思いました。

 

「解決しよう」と思ってはいけないのです。

 

オンラインの研修にも最近は大分慣れ、チャットや挙手、個人への語りかけを使いながら立体的に参加者と対話を出来るようになってきました。
少なくともコミュニケーションを扱う場においては、参加者自身に「受け止めてもらうということ」を体感してもらわねば、腑に落として頂けません。
講師としてそこを体現したい、体感して欲しい、難しいですがそれにはこだわっています。

 

私自身も、もっと上手く聴けるようになりたいものです。

 

写真は、ある晴れた日の多摩川です。

運動している方もちらほらいました。

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